2016年10月19日よりイギリス現代美術を代表するアーティスト、ジュリアン・オピーの個展が外苑前にあるMAHO KUBOTAギャラリーにて行われます。
早速オープニングへ行ってきました。ウェブや印刷で見るのとは違い質感や映像も楽しめて非常に面白かったです。MAHO KUBOTAは2016年にオープンした元々まっさらな箱型のギャラリーですが、本展に合わせて新たな壁を設置しまるで迷路のように作品を楽しめる作りになっています。
また新作の絵画作品に加えて映像も多数展示されています。映像作品も絵画同様に極めてシンプルな線ながらも、どこか街中や憧憬から見覚えのあるような、心地よい風景を思い出させる印象でした。個人的には夜景の風景がきれいで大好きでした。
アートとは視覚体験でありながら実は目の単体による体験ではなく、私たちの五感、あるいはそれを超える知覚がすべて総動員されることで初めて認識できる実に複雑で総合的な知覚の体験であることを、もっともシンプルな表現で伝えようとするジュリアン・オピーの新作展。
そうギャラリーが伝えるように、アートとは見るだけでなく五感や心を使って感じ考えるということをシンプルな形で伝えてくれるような展示です。簡潔でありながら、非常に完成された芯を感じます。
会期は12月3日(土)まで、ぜひおすすめです!
ジュリアン・オピー@MAHO KUBOTA GALLERY
会期:2016年10月19日(水) – 2016年12月03日(土)
会場:MAHO KUBOTA GALLERY(東京都渋谷区神宮前2-4-7)
営業日:火〜土 12:00〜19:00
休廊:日曜・月曜・休日
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