アメリカのリアリティー番組「Queer Eye(クィア・アイ)」がNetflixオリジナル番組で復活。2018年2月に配信スタートしました。
今回も面白かった
あれ!クィアアイの新しいの出てる!ファビュラス5でFab5って呼ばれてたのにゲイ5に訳されてるの嫌だけど大丈夫かな見てみよ。
— ピロシキ (@_auge) 2018年2月8日
大丈夫かなってツイートしましたが、大丈夫でした。
むしろ面白くてシーズン1の全8話を1日で見てしまいました。。
元のシリーズが「オリジナル」、今回のはリブートとかリバイバルといわれているので過去のシリーズのことはオリジナルと呼びます。
クィア・アイのオリジナルが始まったのが2003年と、もう15年前なので今回初めて知った方もいると思うのでご紹介。
私は2013年にHuluでシリーズ1から見ていました。日本では他にスカパーのFOXというチャンネルでも放送していたくらいなので、この番組を知らなかった人も多いのでは?
「クィア・アイ」ってどんな番組?
動画は今回の予告編です。
クィア・アイはイケてない男性をメイクオーバー(変身・改造)させるリアリティー番組です。舞台はアメリカ。
珍しい点は改造を担当するのが”FAB5″と呼ばれているハイセンスな5名の男性たちであり、彼らがゲイだという事。そしてそれを全面に出しているところ。
みんな格好良いのですが、共通するのは自分の仕事にプライドを持ってターゲットをポジティブに奮い立たせるところなんです。見た目や健康面に関しては言いたい放題だけど、内面については受け入れて褒めてくれる。
ターゲットとなる男性も様々で、年齢の幅も広く独身もいれば既婚者、同性愛者もいます。40分ほどで1話完結型なので前作を知らなくても見やすいです。
服を選んだり髪を整えたりして少しずつ自信を持って明るくなっていくところも好きなんだけど、受け身として見た目や生活を改善されるだけでなくて、最後にはその男性がホストとしてパーティーやデートやお披露目などをするのが良いんですよね。
こういった番組の流れはオリジナルも新シリーズも変わらずでした!
FAB5のメンバー
リブート版ではオリジナルからメンバー総入れ替えです。オーディションしたようですね。
・インテリア担当 Bobby Berk(ボビー・バーク)
インテリアデザイナー。消防署の模様替えはインテリアの域を超えていた。DIYしたりIKEA行ったりもする。
・カルチャー担当 Karramo Brown(カラモ・ブラウン)
MTVのリアリティ番組でゲイを公言し、その後もMTVをはじめ司会業を行っている黒人男性。セクシー。目が素敵。立ち振る舞いなどを教えてくれるときの頼もしさがすごいし、ターゲットの男性の心を開こうと優しく話を聞く姿はカウンセラー。
・フード、ワイン担当 Antoni Porowski(アントニ・ポロウスキ)
オリジナル版で料理担当だったテッド・アレンの友人で一緒に働いていたりしたようです。その職場、かっこいい人多すぎない?
ターゲットを素敵なお店に連れて行き、美味しいものを食べさせて、料理スキルに合った簡単な料理をレクチャーしてくれるイケメン。この人に料理を教わった男性はドヤ顔で料理を振る舞う。
日本でもこんなシェフに料理番組やってほしい。インスタアカウントがなんかすごい。
・ヘアメイク担当 Jonathan Van Ness(ジョナサン・ヴァン・ネス)
ハイテンション担当。吹き替えだとオネエ口調になっているしダンスや仕草も「オネエっぽさ」はあるけど、ロングヘアを結ぶと格好良い…
ヒゲを整える際はちゃんとどれくらいにしたいか意向を聞くところが素敵だと思う。わかりやすく面白いので、一緒に見ていた家族から「芸達者」と言われてた。消防士にテンション上がる姿には共感した。
・ファッション担当 Tan France(タン・フランス)
古着屋からスーツ選びまで連れて行くお店の幅広さをリスペクト。すぐにシャツの袖をまくるところがオリジナルから変わっていない!?
ちなみに全員InstagramやTwitterにいるので、気になる方は#queereyeなどで検索!
オリジナルが”寛容”なら、僕たちは”受容”を目指す
私がこの番組のどのへんに惹かれるのかというと、
ターゲットとなるダサい男性の皆んなには悩みがあったり、一言ではいえないくらいそれぞれの立場(仕事、コミュニティ、宗教、政治、国籍、家族のあり方)があるけれど、FAB5は受け止めて今よりも良い方向へと向かう手伝いをしようとする。それにすごく考えさせられて泣けるんだと思います。
“ゲイ的”な”意識の高い”「おしゃれさ」「格好よさ」「ヘルシーさ」みたいなのはオリジナルと変わらずにあってそこも面白いのですが、
表面的なスタイリッシュさもあれば、もっと内面的な「今の時代を個人が関わりあって生きていくこと」を自然と考えられるところ。
あるときは結婚についてこんな会話をする。
バツ3のストレート男性と、パートナーのいる同性愛者。
「君たちは結婚してる?」
「同性婚が認められたときに。」
「君は妻?夫?」
「関係ないよ。それは性差別的な発言だ。」
「どっちが主導権を握るかは微妙」「女性的か男性的か分けれるものじゃない」
「同感だ」
「私は金持ちの弁護士と付き合いたいけどね」「台無しだろ!」
また今回は黒人のカラモ・ブラウンが加わったことでも深みが増したと感じました。
世の中には差別もあれば偏見も生まれるけど、じゃあどうするのか。白人警官と、警官に偏見を持っていたカラモの対話も印象的でした。
「「こんな風に、お互い心を開いて話し合えば社会は良くなるのに」」
対話して理解に努めること、
好きなものや理想を自分に落とし込んで自信を持つこと、
そういうものの大切さが目に見えてわかるから好きみたい。
とにかくおすすめなんですよ。続きどうなっていくのかな〜!!楽しみにしてます。
私はNetflixはFire TV Stickを使ってテレビで見ています!便利でおすすめですよ!
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